電子書籍レンタルサービスとして人気のRenta!（レンタ）。
「実際のところRenta!って良いの？」
「他のサイトとどう使い分けたらいいの？」
と迷っている方のために、この記事では、Renta!の特徴と私が実際に使って感じたメリット、デメリットをまとめました。
Renta!が気になっているけど、迷っている方は参考にしてみてください。
Renta!（レンタ）とは？
Renta!は、1995年創業の上場企業・株式会社パピレスが2007年から運営している業界初の電子書籍レンタルサイトです。電子書籍サイトの草分け的存在とも言えます。
会員数は800万人を超え、最大級の電子書籍サイトの一つとなっています。
電子書籍のレンタルを日本で最初に始めたストアで、会員数は700万人以上となっています。
↑こちらのマークが目印！CMでもお馴染みですね。
ちなみに、私がマンガの電子書籍サイトの存在を知ったのも、Renta!のネット広告がきっかけでした！
Renta!の特徴は？
Renta!の特徴は次のとおりです。
- 名前のとおり「レンタル」が中心
- レンタル・購入には「ポイント」が必要
- ポイント購入には、様々な決済手段が使える
レンタルが中心
Renta!は、「電子書籍レンタルサイト」と銘打っているとおり、レンタルが中心で「48時間レンタルサービス」を導入しているのが特徴です。
ウェブサイトによると、レンタルに対応しているのは31万冊。
ただし、レンタルには対応しておらず、購入しかできないものもあります。
「レンタルサイトなのに購入ができる」というのはRenta!の特徴でもあり、分かりにくい部分でもあります。
ちなみに、他社と比較すると、コミックシーモアのレンタルは100万冊を超えるようですので、冊数的にはそれほど多くないかもしれません。
本のレンタル・購入には「ポイント」が必要
Renta!で本のレンタルや購入をする際には、「ポイント」が必要になります。ポイントが足らない分をクレジットカードなどで支払うということはできません。
ポイントを得る方法には主に２つの方法があります。
- ポイント購入
- スタンプを貯めてポイントと交換
ポイント購入の場合、一回あたり3,300円以上の支払いの場合には、ポイントがプレゼントされる仕組みです。
ただし、1,1000円で10,500ポイント、プレゼントはそのうち500ポイントだからあまり多いとは言えなそうだね。
Renta!のポイント制度とは？
Renta!には、
- ブロンズ会員
- シルバー会員
- ゴールド会員
の３つ会員ランクがあり、それぞれのランクに応じてレンタル・購入額の1～3%のポイントが還元される仕組みになっています。
ランクアップ条件は当月と直近2ヶ月分のレンタル・購入額が次の条件を満たすことです。
- ブロンズ会員0～14,999ポイント
- シルバー会員15,000～49,999ポイント
- ゴールド会員50,000ポイント～
例えば、シルバー会員になるのに直近2ヶ月で15,000ポイントの消費が必要となります。
一度だけならともかく、シルバー・ゴールド会員の維持は難しそうだね。
スタンプを貯めてポイントと交換する
Renta!には次の4種類のスタンプ機能があり、スタンプを100個貯めると、100ポイントと交換できるようになります。
- 来店スタンプ
- ラッキースタンプ
- メルマガスタンプ
- レビュースタンプ
来店スタンプは、1日1個必ずもらえる機能で、ログイン状態でスタンプページにアクセスするとスタンプがつきます。
ラッキースタンプは、来店スタンプをもらうタイミングで運が良ければ1個追加でスタンプがもらえるものです。
メルマガスタンプは、メールマガジンに登録して、送られてきたURLにアクセスすると、スタンプをもらえるものです。
レビュースタンプは、作品にレビューを書くことでスタンプがもらえるものです。購入作品をレビューした場合はもらえるスタンプが増えます。
様々な決済手段が使える
ポイント購入には、クレジットカードやキャリア決済など様々な決済手段が使えます。電子書籍サイトにしては珍しく、「コンビニ支払い」も使えます。
また、クレジットカード払いの場合には、「オートチャージ」が設定できます。
オートチャージを設定すると、ポイントが足らなくなった際にポイントがチャージされ、ボーナスポイントがつくという特典があります。
Renta！のメリット
Renta!のメリットは次のものが挙げられます。
- ポイントの有効期限が長い
- 修正が比較的緩め
ポイントの有効期限が長い
ポイントの有効期限は、各電子書籍サイトによって異なりますが、6ヶ月というところが多く、還元ポイントなどは2ヶ月という場合もあります。つまり、継続的に購入しないと損をする仕組みになっています。
それに比べ、Renta!のポイントの有効期限は、「最後にポイントを購入、または最後にポイントを利用した日より３年間」と、他サイトに比べて非常に長く、条件も緩くなっています。
有効期限が3年となると、「ポイントを購入しすぎて期限ギリギリに慌ててポイントを使ったけれども、後から考えたらあまりほしくない本を買ってしまって後悔した」というようなことが発生せずに済みます。
Renta!は、ポイントの有効期限が長い代わりに、一部のサイトのような超お得なポイント購入の仕組みがないのだとも言えます。
修正が比較的緩め
Renta!のBLのマンガは、他サイトに比べて修正が緩めと言われています。
私もすべてのマンガを確認したわけではありませんが、少なくとも、ブライト出版の「B.PilzCOMICS」の修正は某電子書籍サイトよりも修正が緩めだと感じました。
Renta!のデメリット
一方、Renta!にはいくつかデメリットも挙げられます。
- 価格が高め（セールや割引、クーポンが少ない）
- 読みたい漫画がレンタルにない場合も
- アプリでは探せないジャンルがある（BLなど）
値段が高め
Renta!は上記でも触れたように、ポイントの有効期限が長いからか、一部の他サイトの超お得なポイント購入の仕組みに比べると、ポイント購入のお得感は小さめです。
また、セールや割引、クーポンも他のサイトに比べて少ないように感じます。
読みたい漫画がレンタルにない場合がある
Renta!はレンタルが中心ですが、読みたい漫画がレンタルにない場合があります。
また、レンタルの価格が、他サイトでクーポンを使って購入した場合の価格よりも高い場合もあります。レンタルは48時間のみと考えると、どうしてもお得感は薄れてしまいます。
アプリでは探せないジャンルがある（BLなど）
Renta!にも専用のアプリがあり、アプリではレンタル・購入した本を読むことができるだけでなく、来店スタンプをもらったり、作品を探したりすることができます。
ただし、検索できる作品は限られており、BL、TLなどは対象外です。
カテゴリーは、少年漫画、青年漫画、少女漫画、料理・グルメ、ロマンスなどの一部だけ。
ブラウザでは普通にBLやTLがあるの、アプリからは消えているんです。
アプリの「検索」をクリックし、「詳細検索」→「ジャンル」→「ボーイズラブ漫画」と進んでいき、「あった！」と思ってクリックしたら、検索結果はなんと１件のみ（！）
BL、TLなどを読みたい人は、Rentaのアプリは、レンタル・購入した本を読むことにしか使えないことに注意が必要です。
Renta！のオススメの使い方
以上のメリット、デメリットを踏まえたRenta!のオススメの使い方は次のとおりです（一個人の意見です）。
- スタンプをコツコツひたすら貯め、セールしている時を狙って、お気に入りの本を購入する
- 購入するまでもないけれども、気になる本（他のサイトではレンタルになっていないものなど）を購入よりもお安くレンタルして楽しむ
- 修正が気になるレーベルの本の購入に利用する
正直なところ、月に何冊も購入するという人にとっては、メインサイトとして使うには少々割高かもしれません。
一方、サブのサイトとしては、利用価値が高めのサイトの一つだと思います。
スタンプを貯めて本を購入する
無料でポイントを貯める（＝スタンプを貯める）ことは、根気と時間が必要です。
ですが、Renta!には「ポイントの有効期限が３年間」という他の電子書籍サイトにはない強みがあります。
私は、サブで使っている（た）とある電子書籍サイトでも来店ポイントを貯めていたことがあります。
そのサイトのポイントの有効期限は6ヶ月ですが、半年程度では本が一冊買えるほどポイントは貯まりません。獲得したポイントを無駄にしないようにしようとすると、どうしても足らない金額を別途支払う必要が出てきてしまうのです。
結局、それが億劫になり、そのサイトでは来店ポイントを貯めるのをやめてしまいました。
一方、Renta!の場合には、例えば数日来店を忘れたとしても、スタンプを貯めるのに大きな支障はありません。
時間はかかるため忍耐は必要ですが、それが苦にならないよ！という方は、ぜひスタンプを貯めて本の購入まで繋げていきましょう。
他のサイトではレンタルされていない本のレンタルに使う
Renta!では、他のサイトではレンタルしていない本がレンタルの対象になっている場合があります。
そこで、購入するまでもないけれども、気になる本を購入よりもお安くレンタルして楽しむことに使うという手段もあります。
なお、レンタルしてレビューした場合には、スタンプが5個付きますので、お得です。
修正が気になるレーベルの本の購入に利用する
Renta!は他サイトに比べ、修正が緩めになっている場合もあります。
値段は多少お高めでも、「この作品については修正が譲れない！」という場合の購入に利用するという使い方もあります。
私も実際、他のサイトでは修正が不安だったものをRenta!で購入したことがあります。
「試し読みでは、そんな中身まで確認できないよ！」という場合もあるかと思いますが、気になる作品については、SNSなどで情報を集めてみてはいかがでしょうか。
まとめ
Renta!は電子書籍レンタルを主軸にしている、電子書籍には珍しいサイトです。
この記事の内容をまとめると次のようになります。
- レンタル・購入にはポイントが必要で、ポイント購入のお得感は低め
- 「ポイントの有効期限が3年」というメリットは大いに使いこなすべし
- メインサイトとしての利用：△ サブサイトとしての利用：◯
Renta!は、詳細な検索ができたりと、他にも、他の電子書籍サイトではない強みがあります。
無料で読める作品も多数ありますので、まずは使用感を試してみてはいかがでしょうか。
