「Amazon Audible」と「audiobook.jp」オーディオブックを比較

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スマートフォンでいつでもどこでも利用できる、「聴く本」オーディオブック。

日本でも、世界でも、オーディオブックの人気はじわじわと年々高まってきています。

国内でオーディオブックの2強と言われているのが、Amazonの「Audible(オーディブル)」と、オトバンクという会社の「audiobook.jp(オーディオブック ドット ジェーピー)」です。

この記事では、「Audibleとaudiobook.jpのどちらがいいの?」と、どちらを選んでいいか迷っている人向けに、2つを比較していきます。どちらのサービスが自分にあっているか分からないという人は参考にしてみてください。

オーディオブックとは?
  • 「オーディオブック」とは、書籍やテキストなどを読み上げるオンライン上の音声コンテンツのこと
  • ユーザーはスマートフォンのアプリを使ったり、Webサイトにアクセスしたりして、コンテンツを聴く
目次

人気が年々高まりつつあるオーディオブック

日本では電子書籍に比べて認知度はまだ低いものの、アメリカ人の二人に一人がオーディオブックを利用したことがあるというデータもあるほど、アメリカなどでは人気のサービスです。

2020年に公表されたデータによると、日本のオーディオブック市場規模も、2021年の140億円から2024年には260億円に急拡大が予想されています。

日本国内でオーディオブック市場を牽引しているのが、「Audible」と「audiobook.jp」の2つです。

日本語書籍に強みがある「audiobook.jp」

日本でのオーディオブックの先駆けと言われているのが、2007年にオトバンクが始めたサービスです。その後、オーディオブックサービスは、「audiobook.jp」に名前が変わりました。

audiobook.jpの会員数は250万人を突破し、日本語のオーディオブック書籍ラインナップ数調査で一位に選ばれています。

日本語の書籍が充実しているのも特徴です。

グローバルなAmazonの「Audible」

Audible(オーディブル)は、Amazonが始めたサービスで、日本では2015年に開始されました。現在は、日本を含む世界10カ国以上でサービスが広がっています。

Audibleの会員数は明らかにされていませんが、2022年には前年比3割増と利用は右肩上がりとみられます。

オーディオブックを選ぶ際のポイントは?

オーディオブックを選ぶ際のポイントには主に次の点が挙げられます。

  • 料金&料金プラン
  • 配信コンテンツ&ラインナップ
  • 利便性

料金&料金プラン

audiobook.jpでもAudibleでも、オーディオブックを好きなときに単品購入する利用方法のほか、定額プランというのがあります。

Audiobook.jpAudible
料金プラン
(税込)
・聴き放題プラン:月額1,080円(年額9,200円/前払い)
・月額会員プラン:月額550円から
・チケットプラン:月額1,500円/月額2,900円
聴き放題 月額1,500円
決済手段・クレジットカード
・d払い
・ソフトバンクまとめて支払い・ワイモバイルまとめて支払い
・App Store決済(単品購入不可)
・Google Play決済(単品購入不可)
・クレジットカード
・デビットカード
無料体験期間14日間30日間

audiobook.jpの料金プラン

audiobook.jpには、「聴き放題プラン」「月額会員プラン」「チケットプラン」の3つのプランがあります。

初めての方には、少し分かりにくい仕組みになっていますが、電子書籍で例えると、「聴き放題プラン」は読み放題、「月額会員プラン」はポイントがもらえる月額メニューに当たります。

「チケットプラン」はaudiobook.jp独特のもので、好きな作品と交換できるチケットが毎月発行されるプランです。

聴き放題プランの月額料金を比べると、Audibleよりaudiobook.jpの方が安くなっています。

audiobook.jpでは、聴き放題プランを初めて使う人に限り、14日間の無料お試し期間が設けられています(現在は30日間に延長されるクーポンが発行されています)。

Audibleの料金プラン

Audibleでは、月額1,500円で12万以上の対象作品が聴き放題となります。

利用できる支払い方法は、クレジットカードとデビットカードのみです。Amazonアカウントを持っていれば、登録したクレジットカードから自動で引き落としされます。

初めてのユーザーは30日間の無料体験を試すことができます。

配信コンテンツ&ラインナップ

Audibleは幅広いジャンルで40万作品以上を配信しており、そのうち12万作品以上が聴き放題となっています。ただし、日本語のものは約1万8000作品です。

対するaudiobook.jpの配信作品数は非公開ですが、聴き放題の対象は、約1万5000作品となっています。

audiobook.jpとAudibleでは、作品のラインナップも若干異なります。

例えば、本屋大賞を受賞した話題作「汝、星のごとく」(凪良ゆう著)は、この記事を書いている時点では、Audibleでのみ利用可能です。

使いやすさ

対応端末やアプリの機能面については、audiobook.jpもAudibleも同じようなところがあります。

一方、目に付く違いで気になったのが次の点です。

  • Audibleは作品が探しにくい
  • audiobook.jpにはレビュー機能がない

Audibleは、カテゴリー分けがKindleとも大きく異なり、作品が探しにくいという難点があります。

対して、audiobook.jpは日本のサイトらしく、見やすい仕組みになっています。

一方、audiobook.jpの難点は、レビュー機能がないこと。商品の購入にはレビューが決め手になることが多い時代にレビューを見たり書いたりできないというのは、とても残念な点です。

Audibleにはレビュー機能があり、会員登録しなくてもレビューを閲覧することができます。

声優・ナレーターは同じ人がやっている?

audiobook.jpとAudibleのどちらでも利用できる作品の声優やナレーターは、同じ作品でもaudiobook.jpとAudibleでは異なるのでしょうか?

この点については、作品を見比べる必要がありますが、異なる場合もあるため、好みがある方は注意が必要です。

例えば、どちらでも配信されている本の一つに、「夢をかなえるゾウ」(水野敬也著)があります。

ナレーターを見比べてみると、Audibleの方は岩崎 了、audiobook.jpの方は、影平隆一、大川透、 浅科准平、 仲みのり、 高槻陽一(敬称略)となっています。

ナレーターにこだわりがない人は別ですが、好きなナレーターが多いサービスを選ぶのも手でしょう。

ナレーターの詳しい紹介は、Audible公式サイトaudiobook.jp公式サイトで確認してみてください。

まとめ

この記事では、オーディブル市場を二分する「audiobook.jp」と「Audible」の比較をしてきました。

まとめると次のようになります。

  • 価格的にはaudiobook.jpの方が安めで、ニーズに合わせてプランを選ぶことも可能
  • 聴き放題に関しては対象作品数は変わらないものの、ラインナップが若干異なる
  • 英語などの外国語のオーディオブックを聞きたい人はAudible
  • 好きな声優・ナレーターがいる場合には、作品の中身だけでなく、声優・ナレーターも要確認

audiobook.jpもAudibleも、初めての人は、無料体験ができます。

まだ試したことがないという人は、ぜひ体験してみてはいかがでしょうか。

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