オーディオブック、気になるけど、自分に向いているかどうかってわかるのかな?
オーディオブックは「聴く読書」として、近年人気が高まってきています。
オーディオブックで有名なのが、audiobook.jpとAudible(オーディブル)
しかし、馴染みがないと、オーディオブックに対し、敷居が高く感じてしまうかもしれません。
そこで今回は、オーディオブックのメリットとデメリットをご紹介します。
「想像したのと違った…」というのを減らすことで、オーディオブックを始めた後の満足度を上げることができます。
オーディオブックに興味はあるけれど、踏み切れないという方はぜひ参考にしてみてください。
- 「オーディオブック」とは、書籍やテキストなどを読み上げるオンライン上の音声コンテンツのこと
- ユーザーはスマートフォンのアプリを使ったり、Webサイトにアクセスしたりして、コンテンツを聴く
オーディオブックのメリット
オーディオブックの主なメリットは次の二つです。
- スキマ時間を有効活用できる
- 「読む」本を増やせる
スキマ時間を有効活用できる
スマホがあればいつでもどこでも、「耳からの読書」が楽しめます。
かさばる本を持ち歩いたり、スマホを「じーっ」と見つめ続ける必要はありません。
オーディオブックが本領を発揮するのはスキマ時間です。次のようなスキマ時間が、「耳からの読書」を楽しむ時間に変わります。
- 通勤・通学
- 家事
- ジムでの運動・散歩
こういった、何気ない時間を少しずつでも確保することで、平日でも1日1時間以上は時間を取ることができます。
普段は音楽を聴いている、テレビをなんとなくつけているということも多いかもしれません。
それを、オーディオブックに一部変えることで、「役に立つ知識や情報を得た」という達成感アップにつながります。
使ってみないとわからない部分もありますので、ぜひ一度体感してみてください♪
「読む」本を増える
「1ヶ月に本何冊読見ましたか?」
「最近、何か面白い本読んだ?」
あなたはこんな質問をされて、答えに詰まったことはありませんか?
「本読んだ?」と聞かれた時に、活字を読んだ本だけを対象にする必要はありません。
オーディオブックで耳から聴いたものも、もちろん「読んだ本」に含まれます。
スキマ時間にオーディオブックを聴くで、「インプットできる本の冊数」が格段に増やせます。
あなたが社会人なら、同僚や上司、取引先との雑談の中で
「最近読んだ△△という本でも、●●ということが書かれていて…」となんて引用できたら、
「〇〇さん、仕事の他に本も読んで学んでいるんだ、すごい!」
と、好印象を残せること間違いありません。
オーディオブックのデメリット
一方、オーディオブックのデメリットは次のものが挙げられます。
- 聴ける「本」がまだ少ない
- 料金が高め
- 聞き漏れによるストレスがある
聴ける「本」がまだ少ない
オーディオブックの二大大手と言われているのが、audiobook.jpとAudible
audiobook.jpで扱っているオーディオブックの聴き放題の数は約1万5000作品、Audibleで扱っているのは約1万8000作品(外国語も含むと4万点)。
「それって多いの?少ないの?」と思うかもしれませんが、例えば、Kindle Unlimitedでは200万冊以上が読み放題です。それと比べると、作品数は少なめです。
この背景には、オーディオブックは、電子書籍に比べて後発だから、ということもありますが、オーディオブックの制作には時間と手間がかかるということも一因です。
10ページの収録に1時間かかるという話も聞きます。
それだけ、プロのナレーターや声優が丹精込めて作ったもの、とも言えます。
オーディオブックは拡大市場なので、今後、オーディオブックの数はますます増えていくはずですが、すでに良質なものはたくさんあります。
今あるものから先に楽しんでおきましょう!
料金が高め
オーディオブックの「聴き放題」は電子書籍の読み放題に比べると、値段が高めです。
その理由の一つが、上で挙げたように、オーディオブックの制作には時間と手間がかかるということです。
ですが、実用書を1ヶ月に2冊も聴けば、「聴き放題」の元は取れる価格です。
「聴き放題」では何冊でも聴けるのでお得です!
聞き漏れによるストレスがある
難しい本は聞き取りづらい
専門用語が出てくるような本になればなるほど、オーディオブックを聴いて理解するのはむずかしくなります。
特に、最初のうちは、オーディオブックに慣れるためにも「読んだことある本」や「簡単な本」を選ぶのがおすすめです。
読んだことのある本でも、耳から聞くことで、大事なポイントが思い出せたり、知識を定着させたりできますよ!
周りの騒音に注意
通勤・通学での電車での移動の際に、オーディオブックを聞くというのはとても効率的な時間の使い方です。
周りのノイズが気にならない人であれば、オーディオブックを楽しむことができます。
一方、電車などの「ゴー」という騒音やアナウンスで聞き漏れがあったり、聞き取れなかったりするのが気になる、という人は、通勤・通学での利用はストレスに感じてしまうかもしれません。
そういう場合には、より静かな空間での利用がおすすめです。
オーディオブックが向いている人
上で挙げた点を踏まえると、オーディオブックが向いているのは次のような人です。
オーディオブックが向いてる人
- 車での移動時間が長い人
- 好きな声優・ナレーターがすでにオーディオブックを出しているという人
- 活字を読むのが億劫な人
- 動画を見るのに疲れてきた人
車での移動時間が長い人
アメリカでは「二人に一人がオーディオブックを利用したことがある」と答えたという調査結果があります。
オーディオブックは、車での移動時間に周りの音を気にせず楽しめるので、車社会のアメリカと相性がピッタリなのでしょう。
ですので、通勤に車を利用しているなど、車での移動時間が長い人には、オーディオブックは非常におすすめです。
好きな声優・ナレーターがすでにオーディオブックを出しているという人
好きな俳優・ナレーターがいて、その人が既にオーディオブックを出しているという場合、オーディオブックを利用しない手はありません。
ナレーターの詳しい紹介は、Audible公式サイトとaudiobook.jp公式サイトで確認してみてください。
活字を読むのが億劫な人
紙の本にしても、電子書籍にしても、文字を追うのは労力が要りますし、小さな文字が見づらいという人もいるでしょう。
そのような方には「耳からの読書」のオーディブルは特におすすめです。
動画を見るのに疲れてきた人
最近、「YouTube」「TikTok」などの「動画疲れ」という言葉も聞くようになってきました。
動画の代わりに何か音が欲しい、楽しい時間を過ごしたいという場合には、オーディオブックを試してみてはいかがでしょうか。
オーディオブックが向いていない人
一方、次のような人は、あまりオーディオブックが向かないかもしれません。
オーディオブックが向いていないかもしれない人
- 自分のスピードで好きなように本を読みたい人
- 活字を読みたい人
- 耳から聞いても頭に残らないタイプの人
自分のスピードで好きなように本を読みたい人
本の良いところの一つが、興味のないところは読み飛ばしたり、じっくり読みたいところは時間をかけて読んだり、その部分だけ読み返したりと自分のスピードで自由に読み進められるという点です。
オーディオブックでも、速さが調節できたり、いったん止めたりすることはできますが、本を読むのとは少し違います。
「本を読むのと同じようにできる」と考えていると、オーディオブックを聴いたときに違和感が生じるかもしれません。
一方で、例えば、スキマ時間にすでに読んだことがあるオーディオブックを使うことで、「そういえば、そんなことも書いてあった」と思い出したりすることにも使えます。
自分のペースで読みたい本は自分で読んで、それ以外の本については耳から情報を入れる、という使い分けもできます。
活字を読みたい人
活字を読むことが醍醐味!という活字中毒の人もいるかもしれませんが、オーディオブックでは、字を読むことはできません。
私も文字を読むのがそもそも好きなので、その気持ちはよくわかります。
けれども、活字が好きだからとオーディオブックを諦める必要はありません。
大好きな本を読むときは、活字を楽しむ。
「本が読めない」スキマ時間にはオーディオブックで聴く読書をする。
という使い分けがオススメです。
耳から聴くことで、目からは入ってこなかった情報が入ってきたり、違った感覚が味わえたりしますよ!
耳から聞いても頭に残らないタイプの人
中には、「目で見た場合には内容を覚えていられるのに、耳で聞くと、何を言っていたのか忘れちゃうんだよね」という人もいるのではないでしょうか。
私は実は、このタイプです。
ポッドキャストも含め、聞いたその時は「いいことを聞いた!」と思うのに、時間が経つと、タイトルを見ても、「あれ?何を言ってたんだっけ?」と全く思い出せない…。
このようなタイプの人は、ライトノベルなど、聴くときに楽しめて、後で思い出す必要がないようなものを聴いたり、読んだ本の復習や先取りしたりするのに、オーディオブックを使うのがオススメです。
オーディオブックのメリット・デメリットまとめ
オーディオブックには、メリット・デメリットや向き不向きがあります。
メリット | デメリット |
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スキマ時間を有効活用できる 「読む」本を増やせる | 「聴ける本」がまだ少ない 料金が高め 聞き漏れによるストレスがある |
audiobook.jpやAudible
「聴き放題」と言っても、いつでも登録解除(退会)したり、好きな時に再開することもできます。
「オーディオブックが気になるけど、合うかわからない」という場合は、無料体験で実際に使ってみることをおすすめします。