紙本と電子書籍、どっちがいい?マンガを買うときに押さえておくべきこと

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携帯やタブレットでマンガを読む人が増えていますが、マンガを「購入」する際には紙本と電子書籍どちらがいいのでしょうか?

紙本と電子書籍、どちらにもメリット、デメリットがありますが、あまり知られていない違いもあります。

両方とも利用しているけれど、どう使い分けたらいいのか悩んでいる方も、ぜひ参考にしてみてください。

目次

紙本の特徴とメリット・デメリット

マンガを紙本で読むメリット・デメリットをまとめると以下のようになります。

メリットデメリット
不要になったら売ったり譲ったりできる
目当てのページを探しやすい
WiFiや充電などが不要
電子書籍化されていない本や限定版がある場合がある
コレクション感がある
保管するための場所が必要
大量の持ち運びがしづらい
セールが少ない(中古で安く買える場合も)

私自身、今はほとんど電子書籍でマンガを買っていますが、昔買った大好きなマンガはまだ家に取り置きしています。紙本の方が、思い入れが強い印象があります。

なお、昔の紙本も、電子書籍化される傾向にありますが、一部電子書籍では手に入らないようなものあります。

電子書籍化されていないマンガの代表には「スラムダンク」があります。(私も実家に取ってあります。)

また、書店限定の小冊子付きの本が売り出されることもあります。

最近は、電子書籍でも小冊子の購入ができることが増えてきています。

一方、単行本の「特典」は、電子書籍サイトによっても内容が異なる場合があります。

電子書籍側にとってみれば差別化になりますが、買う側としては、「あっちを買っておけば良かった…」とならないよう、買う前に気を付けて確認したいポイントです。

電子書籍の特徴とメリット・デメリット

マンガを電子書籍で読むメリット・デメリットは以下のとおりです。

メリットデメリット
物理的に場所を取らない
大量でも持ち運びが楽
クーポンや割引によりお得に購入できることが多い
他人に見られたくないものを購入・保管しやすい
人に譲ったり売ったりできない
見開き前提で作られたマンガは見づらい場合がある
ワンクリックで済むため間違って購入しやすい
電子書籍サイトが閉鎖したら読めなくなる

電子書籍のメリットとして、物理的に保管しやすく、持ち運びも楽という利点があるのはよく知られている点です。

人に見られたくないものを購入・保管しやすい

電子書籍の最大のメリットの一つは、人に見られたくないものを購入・保管しやすいということでしょう。

これはマンガに限ったことではありませんが、際どい表紙やタイトル、中身のものを、誰にも知られずに買って取っておけるというのは、電子書籍の最大の強みの一つではないでしょうか。

私もBLマンガ・小説を紙本で買うことはしません。電子書籍一択です。(恥ずかしくて無理!)

私に限らず、人に見られたくないものは電子書籍で…と使い分けている人も多いのではないかと思います。

お得に買えても、不要になったからといって売れない

電子書籍サイトにもよりますが、クーポンや割引、事前のポイント購入、それらの組み合わせにより、マンガを電子書籍で購入する場合には、紙の本で買うよりも10〜50%安く購入できる場合もあります

紙本も、中古品の場合にはお安く購入できる場合もありますが、新品の本をそのような割引で購入できることはまずありません。

こう聞くと、電子書籍の方がずっとお得のように感じますが、電子書籍は、不要になっても誰かに売ったり譲ったりすることはできない、という側面もあります。一方、紙の本は、読み終えていらなくなったら売ることができます。

紙本の場合には、「気に入らなかったから綺麗なうちにメルカリで売ろう」というのができますが、電子書籍の場合はどうすることもできません。だから、「お金を損した…」という感情が湧きやすいのかもしれません。

私も、吟味して購入したのにもかかわらず、電子書籍が思ったほど気に入った内容でなかった場合には、ひとしきり後悔します…!

電子書籍を購入しても所有権が移るわけではない

あまり知られていませんが、紙本と電子書籍の根本的な違いは、購入した人に所有権があるかどうかにあります。

あなたが紙の本を購入した場合、その本の所有権はあなたにあります。

あなたに所有権があるため、あなたは自由にその本を誰かに貸したり、家族と共有したり、売ったりすることができます。

一方、電子書籍の本を購入しても、あなたに所有権が移るわけではありません。

買った電子書籍を閲覧できるようになっているだけなのです。

実際、電子書籍のサイトには、「電子書籍の貸与や譲渡は認めません」と書かれています。

「所有権がないのに、この値段を払うのは高い」と感じるかどうかは人それぞれですが、この、紙本と電子書籍の根本的な違いは、頭の片隅に入れておきましょう。

紙本(見開き)前提で作られたマンガは見づらいことがある

マンガの中には、紙で読むことを前提として作られている場合があり、そのような作品を電子書籍で見ると、全体像が見づらくなってしまうことがあります。

見開きというのはこのように開いた状態のこと。

左右にわたって書かれた絵は、見開きで見ると迫力がありますが、スマホや小型タブレットで見ると、片面ずつ表示されるため、せっかくの絵が切れてしまいます。

ワンクリックで済むため間違って購入しやすい

電子書籍の場合には、ワンクリックで簡単に購入できるので、「うっかり」が多くなってしまうことにも注意が必要です。

ネットやSNSでも以下のような失敗談を見かけます。

  • 「後で買う」に入れておいた多くの本を間違って一気に購入してしまった
  • クーポンを適用し忘れて大金を損した
  • キャンペーンの要件を満たさずポイント還元が受けられなかった

特に、お酒で酔っているときや、焦っているとき、眠いときなどは注意が必要です。

私も間違って、期限が先のクーポンを使ってしまったことがあり、その時はちょっと落ち込みました。

電子書籍サイトが閉鎖したら読めなくなる

電子書籍は、各電子書籍サイトが提供するサービスのため、そのサイトが閉鎖してしまったら、購入した本を読むことはできなくなります。

大手電子書籍サイト、シーモアの利用規約にもこう書かれています。

お客様は、本サービスが終了するときは、本サービス終了と同時に全コンテンツの利用ができなくなります。

ですので、安さだけに惑わされず、信頼できる電子書籍サイトを選ぶというのも大事です。

私が主に利用しているシーモアは、「NTTソルマーレ」というNTTの関連会社なのでまずは安心かと…。末長く安定した経営を期待しています!

まとめ

この記事では、マンガを買う場合の、紙本と電子書籍、それぞれの特徴やメリット・デメリットをまとめました。

紙の本と電子書籍はどちらの方が優れているというわけではなく、それぞれにメリットがあります。

実際、数年前のアンケート調査では、私が紙本は買えないと言ったBL本ですら、「電子書籍主体だけれども場合によって紙本を買う」が4割、「紙本主体だけれども電子書籍も買う」が3割と、電子書籍と紙本を使い分けている人が7割にも上ったそうです。

充実したマンガライフに向けて、電子書籍と紙本をうまく使い分けていきましょう。

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