「ワンピース」「名探偵コナン」「キングダム」「暁のヨナ」など、巻数が20、30を超える長編漫画はいくつもあります。
巻数が多い分、長く楽しむことができる一方、買い揃えるとなるとコストが嵩んでしまい、気が引けてしまうという人もいるのではないでしょうか？
この記事では、長編マンガをお得に楽しむ方法とそれぞれのメリット・デメリットをご紹介していきます。
「長編マンガは気になるけれど、ハードルが高い…」と思っている方はぜひ参考にしてみてください。
漫画を読む方法
巻数が多いかどうかにかかわらず、マンガを楽しむ方法には、大きく分けて、４つの方法があります。
- 紙本で購入
- 紙本で閲覧
- 電子書籍で購入
- アプリ等で閲覧
紙の単行本を購入する
本屋やECサイト、古本屋やフリマサイトなどで紙の単行本を購入するという昔ながらの方法です。
本屋やECサイトで新品の本が値引きされることはほとんどありませんが、古本屋やフリマサイト（メルカリなど）ではお得に購入できる場合もあります。
紙の単行本が揃うと見た目は圧巻で、それだけでワクワクしますよね。
読みたい時に一気読みができるができるのもメリットです。
一方、巻数が増えれば増えるほど、物理的な場所を必要とするという難点もあります。
紙の単行本を借りて読む
単行本を手に取って読む方法には、購入して読む以外にも、漫画喫茶で読んだり、レンタルショップ（TSUTAYA、GEOなど）で借りて読む方法があります。
購入するよりは安く読めますが、作品によっては取り扱いがなかったり、読みたい時にすぐ読めない（タイムラグガ生じる）という難点があります。
長編漫画の場合には、忘れた頃に伏線が回収されたりして、「あれどうだったかな？」と前の方の巻を読み返したくなることがあります。
そんな時、手元にないと確認しずらいというのは弱点かもしれません。
電子書籍を購入する
Kindle、コミックシーモア、ebookjapanなどの電子書籍サイトで購入して読んでいる人も多いのではないでしょうか。
サイトにもよりますが、クーポンや還元があるサイトを使えば、紙の単行本の新品を買う場合よりも、お得に購入することができます。また、物理的な場所を取らないこともメリットです。
ただし、サイトによっては、他の人とのアカウント共有が禁止されている場合もあります。
家族と共有したり、友達に貸したりしたいという人は、注意が必要です。
アプリ等で読む
Lineマンガ等のサイトや出版社のアプリなどで読むというやり方も一般的になってきました。
広告を見る代わりに、お金を払わずにマンガが読めるというやり方のサイトやアプリも多いですよね。
課金しない限り、お金を払わずに楽しめるのは最大のメリットです。
一方、一度に一話〜数話ずつしか読めないことが多く、また、課金せずに読める話や作品が限られている場合もあります。
オススメできない方法
どの方法にもメリット・デメリットはありますが、オススメできない方法、そして、絶対に手を出してはいけないのは、海賊版サイトを使って読むことです。
海賊版による国内の被害額は500億円とも言われています。
海賊版サイトを使うと、当然のことながら、本来は漫画家や出版社にわたるはずの利益が一切還元されません。
それだけでなく、妙なサイトにアクセスすることで、ウイルス感染のリスクなども高くなると言われています。
海賊サイトを使わなくても、お得に（場合によってはほぼ無料で）読むことはできます。
犯罪者にお金を渡すようなことには手を出さないようにしましょう。
知り合いで海賊版に手を出している人がいたら、注意してあげてね！
メリット・デメリット
それぞれのメリット・デメリットをまとめると次のようになります。
※Kindle Unlimitedなどの読み放題サービスの対象となっている場合は除いています。
| 方法 | メリット | デメリット | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 紙の単行本を購入 | ・不要になったら売ることができる ・人に貸すことができる（シェアが楽） ・古本の場合、安く購入できる | ・巻数が増えれば増えるほど、置くスペースが必要になる ・古くなればなるほど、売ってもお金になりにくくなる ・年数が経てば経つほど、経年劣化する | ・コレクションするのが好きな人 ・家族や友達と共有したい人 ・マンガを置くスペースが家にある人 |
| 紙の単行本を閲覧 | ・置く場所に困らない ・購入するよりは安く済む | ・新しい巻は対象外の場合もある ・扱っていない作品もある | ・1回読めば満足する人 ・漫画喫茶やレンタルショップが近くにある人 |
| 電子書籍を購入 | ・置く場所に困らない ・好きな時に好きな場所で読むことができる ・サイトによってはお得に買うことができる | ・サイトによっては人に貸すことができない（規約違反となる） ・不要になっても人に売ったり譲ったりできない | ・買い揃えたいけれども、紙本である必要はない人 ・友達に貸したりする予定のない人 ・ある程度のお金を払うことを想定に入れている人 |
| アプリ等で読む | ・置く場所に困らない ・課金しない限り、お金がかからない | ・広告を見たりしなくてはならない ・一度に一話〜数話ずつしか読めない ・課金なしで読める範囲に制限がある場合が多い | ・マンガは読みたいけれど、お金は払いたくない人 ・一話〜数話ずつしか読めなくても気にならない人 ・単行本限定のおまけやあとがきなどが読めなくても満足な人 |
私は好きな作品などは電子書籍で購入し、アプリで簡単に読めるもの、買うまで至らないものはアプリで読むようにしています。
どれがベストかは人それぞれ。個人の好みや作品によって使い分けるのが大事だね！
長編作品を購入する前の注意
長編作品を購入する際には、購入前に、どこで（紙、電子書籍、どこのサイト、など）揃えるか考えておくことをおすすめします。
途中で気が変わる場合もありますが、最初に考えておいた方が、コスト面でも、見た目などの面でもメリットがあります。
2巻以上の作品を購入する場合には、私は購入サイトを揃えるようにしています。
以前は、その時安いと思った電子書籍サイトで購入していました。
ひどいケースでは、1〜2巻は〇〇サイト、3巻は▲▲サイト、4〜5巻は□□サイト、とバラバラになる始末。
買った当時は得した気分だったのが、しばらく経つと、「なぜこんなことをしたんだろう？」という気分に…。
読むたびにアプリを移動する煩わしさもありますが、それよりも、私は何十円、何百円のために衝動的に行動した自分のケチ臭さが馬鹿らしくなりました。
人によっては複数サイトでも気にならないと思いますが、いずれにしても、短期的視野だけでなく、中・長期的視野を持って行動することをオススメします。
電子書籍サイトの場合には、コミックシーモア（3〜4ヶ月に一度のゲリラキャンペーンでポイントを購入し、クーポンや還元を使って作品を購入）か、ebookjapan（半額まとめ買いクーポンなどを使って購入）が個人的にはお得かな、と思っています。
ただし、お得さは、普段使っているサイトがどこかなどによっても異なりますので、自分に合ったサイトを探してみてください。
長編マンガをお得に読む方法（電子版）
私がお金をかけずに、長編マンガを電子で読んでいるのに使っている方法をいくつかご紹介します。
電子書籍サイトなどで無料で読める部分を確認する
長編マンガの場合には、電子書籍サイトや出版社サイトで、1巻〜数巻、無料で読めるということが、数ヶ月度に一度はあります。
アプリやサイトで一話〜数話ずつ読むよりも、こういったセール期間を活用すれば、一気に読むことができます。
「無料読み」が行われやすいのは、次のタイミングです。
- 最新刊が発売されるタイミング
- 映像化（アニメ化、映画化、ドラマ化など）のタイミング
- 出版社のイベント、セール
例えば、下記でもご紹介している「キングダム」については、2024年7月には、映画上映に合わせて、電子書籍サイトの一部やジャンプ＋、ヤンジャンなどで、最初の方の数巻や、映画版のストーリーの対象になった巻などが無料で読めました。
また、「暁のヨナ」も、新刊発売のタイミング等で、一部の電子サイトで、10巻まで無料で読めることがあります。
Kindle Unlimitedなどの読み放題サービスもチェックする
Kindle Unlimitedの対象になっていれば、その分、お得に読むことができます。
読み放題サービスの対象にならない作品も多いですが、念の為、確認しておくこともオススメです。
有名な出版社やレーベルであるほど、Kindle Unlimitedの対象にはなりにくいですが、期間限定で読める場合もあります。
例えば、「暁のヨナ」などはKindle Unlimitedの対象になることもあります。この記事を書いている時点でも、3巻まで無料で読むことができます。
作品がお得に読めるサイトやアプリを探す
次にすることは、作品がお得に読めるサイトやアプリを探すことです。
一般的に、電子書籍サイトや無料マンガアプリなどよりも、作品の出版元である、出版社の漫画サイト・アプリで最もお得に読める場合が多いです。
出版社の漫画サイト・アプリの例としては、次のようなものがあります。
- 少年ジャンプ＋（集英社）
- ヤンジャン！（集英社）
- ガンガンONLINE（スクウェア・エニックス）
- マンガPark（白泉社）
自分の読みたい作品があるかどうか、確認してみてください。
「暁のヨナ」をお得に読む方法
ここからは、具体的な作品名を挙げてご紹介していきます。
「暁のヨナ」は、「花とゆめ」で連載中で、44巻まで発売中の長編少女マンガです。
私は、まずは電子書籍サイトの期間限定無料読みや、Kindle Unlimitedを使って最初の方の巻を読みました（10巻分くらい）。
そして、その後は「マンガPark」というアプリを使って読んでいます。
「マンガPark」は、「暁のヨナ」の出版社である「白泉社」が提供する漫画アプリです。
マンガParkには、9時と21時に回復するフリーコイン、広告を見てゲットできるボーナスコイン（Bコイン）、購入して手に入れるコイン（Cコイン）の3種類があります。
フリーコインが読める作品やその範囲はバラバラです。
ただし、長編であればあるほど、フリーコインで読める範囲が長い傾向にあります。
現在のところ、「暁のヨナ」の場合には、42巻の途中までフリーコインで読むことができます。
その先はB、Cコインが必要になりますが、随時更新されていくと思います。
42巻までとなると先は長いかもしれませんが、少しずつ読んで楽しむ派にはオススメの方法です。
ちなみに、「暁のヨナ」は恋愛要素が薄く、戦闘シーンなどもあり、普段少女漫画を読まない人でも楽しめる作品です。
「まんがPark」について一点気をつけたいのが、無料読みの対象とはなっていない作品もあるという点です。
例えば、「夏目友人帳」は普段は話単位では提供されていません（一時的に話単位で一部読めたこともあります）。
「キングダム」をお得に読む方法
「キングダム」は、「週刊ヤングジャンプ」で連載中で72巻まで発売中の、長編青年マンガです。
私は、次の３つの合わせ技で、「キングダム」最新刊あたりまで辿り着きました。
「少年ジャンプ＋」も「ヤンジャン」も、集英社の提供する漫画アプリです。
「少年ジャンプ＋」の良いところは、広告を見てゲットできるボーナスコインが比較的貯めやすいという点です。
一方で、課金なしで読める範囲には制限があります。
これを書いている時点では、少年ジャンプ＋では、「キングダム」69巻あたりまでボーナスコインで読むことができます。
一方、ジャンプ系青年誌アプリ「ヤンジャン」は、広告を見て貯められるボーナスゴールドが、基本的に1日10しか貯めらません（一話読むのに40ボーナスゴールド以上必要）。
※無料チケットで読める部分もありますが、無料チケットで読める部分に、せっかく貯めたボーナスゴールドをうっかり使ってしまいやすいので要注意です。
ですが、「ヤンジャン」には、ボーナスボールドを貯めれば、最新話（最終話）まで課金せずに読めるというメリットがあります。
「少年ジャンプ＋」では読めない部分については、私は「ヤンジャン」を使って、「キングダム」だけでなく、「ゴールデンカムイ」や「シャドーハウス」なども読んでいます。
まとめ
この記事では、長編マンガをお得に楽しむ方法について、メリット・デメリットや具体例も挙げながらご紹介してきました。
長編に限らず、マンガを読むには、紙本で購入、紙本で閲覧、電子書籍で購入、アプリ等で閲覧、の４つがあります。
また、複数のサイトを活用することで、正規の方法でも、場合によっては、課金せずに読むこともできます。
自分の予算や好みに合わせながら、長編マンガもぜひ楽しんでみてください。
